アイス手押し掲示板の実態とは?摘発急増と詐欺・強盗の罠を徹底解剖

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闇掲示板の危険性は、警察に捕まるという法的なリスクだけにとどまりません。近年、裏社会で最も横行しているのが、掲示板を通じて接触してきた買い手を標的にする凶悪犯罪です。

代表的な手口の一つが、テレグラム誘導詐欺の手口です。掲示板上でコンタクトを取ると、相手は「ここでは監視が厳しいからテレグラムに移ろう」と持ちかけてきます。チャットに移行した後、「警察のおとり捜査を防ぐため、初回は先払いがルール」「PayPayやAppleギフトカード、あるいは暗号資産(仮想通貨)で先に保証金を振り込んでほしい」「確認が取れ次第、手押し場所を指定する」と要求してきます。

買い手が指定された電子マネーを送金した瞬間、相手側は即座にメッセージ履歴を双方消去し、アカウントをブロックして連絡を絶ちます。被害者は違法行為を試みていた負い目があるため、警察に「覚醒剤を買おうとして金を騙し取られた」と被害届を出すことができません。詐欺グループはこの「被害者が通報できない心理」を冷酷に計算して犯行を繰り返しています。

さらに恐ろしい事態が、タタキ被害と強盗リスクです。「タタキ」とは裏社会の隠語で強盗を指します。現金を所持して手押し現場にやってきた買い手を、複数人の男たちが取り囲み、暴行を加えて現金を強奪する手口です。現場には密売人ではなく、闇バイトで集められた実行役が送り込まれ、刃物で脅されたり車に拉致されて金品をすべて奪われる凶悪事件が頻発しています。

身分証の写真を事前に送らせていた場合は、「警察にバラされたくなければ毎月現金を振り込め」と執拗な恐喝に発展し、骨の髄まで搾り取られる事例も後を絶ちません。違法な掲示板に関わるということは、自ら暴力団や強盗集団の前に無防備な姿を晒すことと同義です。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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