犬のペロペロが止まらない!手足や床を舐める理由と見逃せない危険サイン
犬のペロペロが止まらない!手足や床を舐める理由と見逃せない危険サインの要点や背景を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
愛犬が「どこを」「どのように」舐めているかを詳細に観察することは、原因疾患を特定するうえで極めて強力な診断材料となります。獣医師の問診でも最初に対象部位の特定が行われます。
1. 前足や後足を激しく舐め続けるケース
多くの飼い主が直面する犬 手足を舐め続ける理由の筆頭に挙げられるのが、皮膚の炎症と局所の疼痛です。春先から秋口にかけて急増する犬 アレルギー性皮膚炎 舐め壊しは、ハウスダストや花粉、食物抗原によって指間部(肉球の間)に激しい痒みが生じる疾患です。犬は痒みを感じると歯で噛んだり舌で舐め続けたりするため、唾液中の細菌が繁殖して「指間皮膚炎」を併発し、被毛が赤茶色に変色(唾液焼け)して皮膚がただれる悪循環に陥ります。
また、皮膚病変が見当たらないにもかかわらず手足の特定の関節を舐め続ける場合、それは犬 痛みのサイン 舐める行動である疑いが濃厚です。変形性関節症や膝蓋骨脱臼(パテラ)、あるいは椎間板ヘルニアによる放散痛を抱えている犬は、痛みのある部位やその神経が通る末梢部を舐めることで、神経を刺激して痛みを紛らわせようとします。
2. フローリングやカーペットを舐め回すケース
床や壁の表面を一心不乱に舐め続ける行動は、行動学分野で「ELS(Excessive Licking of Surfaces)」と呼ばれ、犬 床を舐める異常行動として国内外の大学病院で精力的な研究が進められています。単なる食べこぼしの探索ではなく、無機質な床面を掃除機のように舐め続ける場合、主因の多くは「胃腸の不快感」です。
嘔吐の前駆症状としての胃酸逆流、急性胃炎、膵炎、あるいは異物誤飲による腸閉塞の初期など、腹痛や胸焼けの苦しさを緩和しようと床を舐める行動が反射的に引き起こされます。
3. 何もない空中をペロペロと舐めるケース
虚空に向かって舌を何度も突き出す仕草は、犬 空中を舐める 吐き気の典型例です。臨床的には「フライブライティング(ハエ噛み様行動)」や激しい舌なめずりとして観察され、犬 胃腸疾患 舌なめずりを伴う強いむかつき(嘔気)を感じているサインです。胃食道逆流症(GERD)によって食道に胃酸が上がってきた際、食道粘膜の灼熱感を和らげるために大量の唾液を分泌し、それを飲み込もうとして空中を舐める動作が現れます。まれにてんかん発作の一種(焦点性発作)としてこの動作が出現することもあるため、動画撮影による記録が欠かせません。