火葬場の煙突はなぜ消えた?煙と臭いを出さない最新技術の裏側

火葬場の煙突はなぜ消えた?煙と臭いを出さない最新技術の裏側についての真相をお届けします。

「煙が出ないなら、排気口はどこにあるのか」という点も気になる部分です。実際には排気設備自体がなくなったわけではなく、建物の意匠の中に巧みに隠されているのが真相です。

機械による強制排風(ファンによる吸引・排出)が可能になったことで、細長い煙突を高く伸ばす必要がなくなりました。現代の建築では、屋上のパラペット(立ち上がり壁)の内側に短い排気塔を設置したり、ルーバー(羽板)の奥に隠したりすることで、地上からは煙突が一切見えない設計になっています。

また、火葬場が「迷惑施設」として忌避されないよう、外観デザインそのものも劇的な変貌を遂げました。ガラスや木材を多用した美術館のような佇まいや、周囲の自然環境に溶け込むパーク型斎場が増加しており、周辺住民の心理的負担を和らげる配慮が細部まで施されています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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