カシスオレンジに炭酸は入ってない?衝撃の真相とプロが教える黄金比レシピ
カシスオレンジに炭酸は入ってない?衝撃の真相とプロが教える黄金比レシピについての疑問解決ガイドをお届けします。
カシスオレンジを注文した際、運ばれてきたグラスを眺めて「炭酸の泡が立っていない」と不思議に思った経験を持つ人は後を絶ちません。大手知恵袋やSNS上でも、「居酒屋で頼んだカシスオレンジの炭酸が入っていなかった」「店員が炭酸水を入れ忘れたのではないか」といった疑問の声が定期的に投稿されています。
しかし、カシスオレンジの歴史と公式レシピを確認すれば、その疑問は即座に氷解します。フランス・ブルゴーニュ地方発祥の黒スグリのリキュール「ルジェ・クレーム・ド・カシス」などを展開するサントリーの公式レシピにおいても、カシスオレンジの材料は「カシスリキュール」と「オレンジジュース」の2種類のみと明記されています。炭酸水(ソーダ)を注ぐ工程は存在しません。
それにもかかわらず、なぜ「カシスオレンジには炭酸が入っている」という強固な思い込みが生じるのでしょうか。現場の飲食トレンドを分析すると、主に3つの要因が浮かび上がってきます。
第1に、同じくカシスリキュールをベースとする「カシスソーダ」との混同です。居酒屋のメニュー表ではカシスソーダ、カシスオレンジ、カシスウーロンが並んで表記されるケースが多く、カシスソーダの爽快なイメージが無意識のうちにオレンジ割りにも投影されてしまいます。
第2に、若者世代を中心に大ヒットした市販の缶チューハイ文化の影響です。缶入りRTD(Ready to Drink)の多くが炭酸入りサワーとして展開されているため、「アルコール飲料=炭酸が入っているもの」という固定観念が定着しました。
そして第3に、ファミレスのドリンクバーや大衆居酒屋のディスペンサー(自動給酒機)による物理的な泡立ちです。果汁飲料をサーバーから勢いよく注ぐ際、グラスの表面に一時的な微細気泡が発生し、これを炭酸の泡と見誤ってしまうケースが多発しています。