プロ野球史上最大のフラグ『Vやねん』の真相と2008年阪神V逸劇

プロ野球史上最大のフラグ『Vやねん』の真相と2008年阪神V逸劇にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

「Vやねん」というフレーズが球界とネット空間に永遠に刻まれるきっかけとなったのは、2008年9月3日に日刊スポーツ出版社から発売された特別ムック本『Vやねん!タイガース』でした。表紙には満面の笑みを浮かべる主力選手たちの写真とともに、ド派手なフォントで「Vやねん!」の文字が躍り、すでに優勝が決まったかのような祝賀ムード全開の構成となっていました。

当時の阪神タイガースは開幕から投打が完全に噛み合い、7月上旬の時点で2位読売ジャイアンツに最大13ゲーム差をつけて首位を独走していました。野球専門誌である『週刊ベースボール』をはじめとする各メディアも「阪神の優勝は秒読み」と報じる論調が大半を占めており、商業出版としての先行特需を狙った結果、優勝決定前に見切り発車で雑誌が全国の書店へ並ぶ事態となったのです。

しかし、この雑誌が店頭に並んだ9月初旬こそが、まさに阪神の悪夢の始まりでした。発売直後からチームは未曾有の大ブレーキに陥り、最終的にペナントを逃したことで、この雑誌は「プロ野球史上最大のフラグ本」としてプレミア価格がつくほどの伝説と化しました。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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