沖合漁業とは?沿岸・遠洋との違いと魚激減の真相【2026最新】

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沖合漁業で獲れる魚の最大の特徴は、「群れをなして回遊する多獲性魚類(大衆魚)」および「海底付近に生息する底生魚」である点です。これらは日本の加工品(缶詰、練り製品、養殖魚の餌)や生鮮食品として、国民生活と直結しています。

沖合漁業で獲れる代表的な魚種一覧

  • 回遊性浮魚類:マイワシ、マサバ、ゴマサバ、サンマ、カツオ、スルメイカ
  • 底生魚類:スケトウダラ、マダラ、カレイ類、キチジ(キンキ)、ズワイガニ
  • 寒流・北方系魚類:サケ・マス類、ホッケ

魚を一網打尽にする主要な漁法と仕組み

沖合漁業の大量漁獲を可能にしているのが、魚の生態に合わせた高度な漁法です。代表格が「まき網(巻き網)漁」と「沖合底引き網漁」です。

大中型まき網漁:魚群探知機やソナーでイワシやサバの巨大な群れを発見すると、本船から落とした網で素早く魚群の周囲を円形に取り囲みます。その後、網の底にあるワイヤーを巾着袋のように絞り込み、魚を逃げ場のない状態にして一気にすくい上げます。1回の投網で数十トンから百トン以上の水揚げを記録することもあります。

沖合底引き網漁:水深数十メートルから数百メートルの海底に向けて巨大な袋状の網を沈め、中型船2隻(または1隻)で曳航しながら、海底に潜むカレイ、タラ、エビ、カニなどを根こそぎ捕獲します。

サンマ棒受け網漁・イカ釣り漁:集魚灯と呼ばれる強烈な照明を海面に照射し、光に集まるサンマやスルメイカの習性を利用して漁獲します。三陸沖の夜の海に浮かぶ漁船の漁火(いさりび)は、日本の風物詩としても広く知られています。

日本屈指の水揚げ量を誇る三大漁港

沖合漁業船団が拠点とする港は、加工設備や流通インフラが高度に集約された巨大港です。

  • 銚子港(千葉県):13年連続で全国水揚げ量第1位を誇る沖合漁業のメガ拠点。親潮と黒潮が交差する銚子沖の恵みを受け、マイワシやマサバの圧倒的な水揚げを誇ります。
  • 八戸港(青森県):北日本最大の沖合漁業基地。イカ釣り漁船が集結する「イカの街」として有名であり、サバやスケトウダラの水揚げでも中核を担います。
  • 焼津港(静岡県):遠洋マグロだけでなく、近海・沖合のカツオ一本釣りやまき網船団の受け入れ拠点として日本有数の水揚げ金額を誇ります。
渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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