モバイルバッテリーの正しい充電の仕方|寿命を延ばす蓄電術とNg行為

モバイルバッテリーの正しい充電の仕方|寿命を延ばす蓄電術とNg行為の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

「モバイルバッテリーは壊れるまで使い倒せばいい」という認識は危険です。リチウムイオン電池は化学変化を利用して電力を蓄えるため、誤った取り扱いをすると急激に劣化し、内部短絡による事故を誘発します。

特に注意すべきモバイルバッテリーの寿命を縮めるNG行為として、以下の3点が挙げられます。

  1. 満充電放置および0%放置(過放電):100%の状態で何週間も充電器に繋ぎっぱなしにすることや、0%のまま長期間放置することは、電極の劣化を急速に早めます。
  2. 高温環境下での充電:夏場の車内や直射日光の当たる窓際、布団やクッションの上など、放熱が妨げられる場所での蓄電は電池セルに致命的なダメージを与えます。
  3. 充電しながらの給電(同時充放電):いわゆる「パススルー充電」を日常的に多用する行為です。

多くのメディアで「1つのコンセントで両方充電できて便利」と紹介されるパススルー機能ですが、専門的な観点からはモバイルバッテリーパススルー充電のデメリットを把握しておく必要があります。パススルー充電中は、本体への蓄電回路とスマートフォンへの給電回路が同時に稼働するため、基板とバッテリーセルの温度が通常の単体充電時よりも約8℃〜15℃高く上昇します。

熱はリチウムイオン電池の電解液を分解させ、ガス発生によるバッテリー膨張の主原因となります。市販の良質な製品にはモバイルバッテリー過充電防止機能や過熱保護(BMS)が組み込まれているものの、継続的な熱ストレスが加われば、サイクル寿命(通常約500回〜800回)は半分近くまで激減します。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest