岐阜の秘境「高樽の滝」の現在地|林道通行止めと絶景の真相を追う
岐阜の秘境「高樽の滝」の現在地|林道通行止めと絶景の真相を追うの注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
高樽の滝を訪れるにあたり、ネット上の情報で最も混同されやすいのが「付知峡中心部との混同」と「紅葉時期の錯覚」です。
第一の誤解は、観光パンフレット等で紹介される付知峡倉屋温泉や不動公園と同じ感覚で行けるという思い込みです。付知峡の主要エリアは全線2車線の舗装路で結ばれており、大型バスも乗り入れ可能です。しかし、そこから分岐して高樽の滝へと延びる林道は、まったく別次元の林野庁管理の作業用道路に近い性質を持っています。観光地としての整備を期待していくと、手付かずの荒れた路面に打ちのめされることになります。
第二の盲点は紅葉の見頃です。渓谷美が極まる紅葉のベストシーズンは10月下旬から11月中旬ですが、この時期の中津川市加子母・付知山間部はすでに初冬の気温に突入します。日没が極端に早く、15時を過ぎると谷底は急激に薄暗くなり、気温も一桁台へ急降下します。落ち葉が濡れた路面はスリップ事故を引き起こしやすく、日陰部分では霜や凍結が始まるため、一般的な低地観光地の感覚で夕方に訪れるのは極めて危険な行為です。