リメンバー・ミー』ママ・ココに実在モデル?109歳女性の真相と涙の最期
リメンバー・ミー』ママ・ココに実在モデル?109歳女性の真相と涙の最期とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
ママ・ココというキャラクターの情感を極限まで高めたのが、声優陣による魂の込もった演技です。特に日本語吹き替え版においてママ・ココを演じたのは、劇団青年座の創成期から活躍する大御所女優の大方斐紗子(おおがた ひさこ)さんでした。
大方さんの演技は、単なる「耳の遠い高齢者」のステレオタイプを完全に超越していました。虚ろな瞳で宙を見つめながら発する途切れ途切れの呟きと、ふとした瞬間に少女のような無垢さを覗かせる声色。そのグラデーションは、観客に「かつて愛された子どもだったココ」の存在を痛烈に意識させます。
なお、幼少期のココがパパと歌う回想シーンの声は、当時天才子役として頭角を現していた新津ちせさんが担当しました。幼少期の無邪気で澄み切った歌声と、100年の歳月を経て老いた大方斐紗子さんの震える歌声が呼応する演出は、日本語吹き替え版ならではの白眉と言えます。
一方、英語・原語版でママ・ココを演じたのは、メキシコ映画界の至宝と称された名女優アナ・オフェリア・ムルギア(Ana Ofelia Murguía)氏です。メキシコのアカデミー賞にあたるアリエル賞で特別功労賞を受賞した彼女は、2023年12月に90歳で逝去。母国の豊かな大地と哀愁を感じさせる彼女の低く温かい声音は、原語版を鑑賞した世界中の観客の胸を打ちました。