自宅で作る究極の干し芋!甘くならない原因と専門店級ねっとり熟成の極意
自宅で作る究極の干し芋!甘くならない原因と専門店級ねっとり熟成の極意の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
「自然の太陽光と木枯らしに当てて昔ながらの天日干しを作りたい」という場合、何よりも優先すべきは気象条件の選定です。生半可な気候で外に干すと、数日で空気中の浮遊菌が付着してカビの温床となります。
天日干しを開始するための絶対条件は、「最高気温が10℃以下」「湿度が50%以下」「連続して晴天が3日以上続く」冬型の気圧配置の日です。湿度の高い地域や曇雨天が予想される日は決して干してはいけません。日数は平干しの場合で片面2日、裏返して1〜2日の計3〜4日間が目安です。表面を指で押した際に弾力があり、わずかに指紋が残る程度が最高の引き上げ時となります。
万が一の失敗を防ぐため、以下の衛生管理を徹底してください。
スライスした芋を干し網に並べる直前、食品用アルコール(ドーバーパストリーゼ等)や度数35度以上の甲類焼酎を霧吹きで表面に軽く吹き付けると、初期の雑菌繁殖を劇的に抑えられます。また、夕方以降は急激に湿度が上がり夜露が降りるため、日没前には必ず干し網ごと室内に取り込む習慣を徹底してください。
また、干している最中や保管中、表面に白い粉が浮き出てくる現象が起きます。これを見て「カビが生えた」と勘違いして廃棄してしまう人が後を絶ちません。白粉の正体は、芋の内部から滲み出た麦芽糖が結晶化した「シロタ」と呼ばれる現象で、極めて甘く仕上がった証拠です。見分ける基準はシンプルです。
【安全な糖の結晶】
表面に均一に広がる薄い粉状で、触るとサラサラしており、舐めると明確に甘い。異臭は一切ない。
【危険なカビ】
綿毛のように立体的に盛り上がっている、胞子のような斑点状(白・青・緑・黒)に局所発生している、カビ臭い刺激臭がある。この場合は胞子が内部の繊維深くまで菌糸を伸ばしているため、削り取って食べることは避け、迷わず廃棄してください。