ファイヤーマンジャケット再燃の真相|歴史とダサ見え回避の着こなし術
ファイヤーマンジャケット再燃の真相|歴史とダサ見え回避の着こなし術に関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
ファイヤーマンジャケット(ファイヤーマンコート)の最大の特徴は、フロントクロージャーに採用されている「ファイヤーマンバックル(クイックリリースフック)」です。この金属製フックは、火災現場において消防士が厚手の手袋を装着したままでも瞬時に脱ぎ着でき、かつ水や熱風の侵入を防ぐために開発されました。
ボディには元来、過酷な熱と摩擦に耐えうるヘビーオンスのダック地やキャンバス地、オイルドクロス、あるいは難燃素材が用いられていました。襟元にコーデュロイやレザーが配されているのは、首周りの皮膚を熱や摩擦から保護するための実用的な工夫です。
この無骨なレスキューウェアをファッションの世界へと押し上げた立役者が、イタリアの高級アパレルブランドFay(フェイ)です。1980年代、アメリカの消防士が着用していた作業着の機能美に魅了されたディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏(トッズグループ創業者)が、そのディテールを最高級の素材で仕立て直し、欧州のジェットセッターたちに向けたラグジュアリーアウターとして提案しました。これを契機に、命を救うためのギアは都会的なエレガンスを纏うマスターピースへと昇華を遂げました。