熱はないのにだるい?熱が出ない風邪の原因と潜む病気の見分け方
熱はないのにだるい?熱が出ない風邪の原因と潜む病気の見分け方についての最新情報をご紹介します。
そもそも風邪をひいたときに熱が出るのは、体内に侵入したウイルスや細菌の増殖を抑え、白血球などの免疫細胞を活性化させるための生体防御反応です。脳の視床下部にある体温調節中枢が指令を出し、あえて体温を引き上げています。それにもかかわらず、熱が出ない風邪の原因には、主に2つの生体パターンが存在します。
1つ目は、侵入したウイルスの毒性が比較的弱く、局所的な炎症(鼻や喉の粘膜)だけで防御反応が食い止められているケースです。この場合、身体全体を高温にする必要がないため、平熱のまま鼻水や軽度の喉の違和感だけで収束に向かいます。
警戒すべきは2つ目のパターン、すなわち免疫力低下によって発熱反応を起こせない状態です。過労、極度のストレス、慢性的な睡眠不足、あるいは加齢に伴い免疫応答が鈍くなっていると、ウイルスが侵入しても体温を上げるエネルギーを生み出せません。熱が出ないから身体が戦えていない、いわば「防御のサボタージュ」が起きているサインでもあり、体幹の倦怠感だけが重くのしかかる要因になります。