Cad/Cam冠をおすすめしない理由とは?割れる噂の真相と後悔防ぐ選択基準

Cad/Cam冠をおすすめしない理由とは?割れる噂の真相と後悔防ぐ選択基準の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

インターネット上の掲示板やSNSでは、CAD/CAM冠に関して誤った期待や情報の歪みが見受けられます。治療を選択する前に、患者自身が解像度を高めておくべき2つの決定的な盲点を整理します。

誤解1:「保険の白い歯」=「格安のセラミック」であるという幻想

一部のウェブサイトや口コミで「安くセラミック治療が受けられた」と表現されることがありますが、これは明確な誤認です。前述の通り、CAD/CAM冠はレジン(プラスチック)がベースの素材です。陶器であるセラミックとは光の屈折率や透明感が異なり、装着直後であってもプラスチック特有の人工的な白さ(マットな質感)が目立ちます。特に前歯部に適用した場合、周囲の天然歯が持つエナメル質の微細なグラデーションを再現することは困難であり、「笑った時にそこだけ浮いて見える」という審美的な不満につながりがちです。

誤解2:「金属を使わないから、歯に最も優しい治療法である」という盲信

「メタルフリーだから健康に良い」というキャッチコピーの裏で、見落とされがちなのが歯を削る量(切削量)の増大です。金属(銀歯)は薄さ0.5mm程度でも破断しない強度を持つため、削る歯の量を最小限に抑えられます。一方、脆いCAD/CAM冠は、咬合力による破折を防ぐために最低でも1.5mm以上の均一な厚みを確保しなければなりません。

つまり、CAD/CAM冠を選択するということは、銀歯を選択する場合よりも自分の大切な健康な歯質を余計に削り落とす行為を意味します。削る量が増えれば増えるほど、神経(歯髄)までの距離が縮まり、術後に「冷たいものがしみる」「噛むと痛い」といった知覚過敏症状が出現しやすくなります。最悪の場合、術後に歯髄炎を起こして神経を抜去しなければならなくなる代償を払うことになります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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