ジェイソンのホッケーマスクなぜ?誕生秘話と歴代デザインの真相

ジェイソンのホッケーマスクなぜ?誕生秘話と歴代デザインの真相について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。

それでは、トレードマークであるホッケーマスクはいつ、どのような理由で誕生したのでしょうか。ここには作中のストーリー展開と、映画制作現場における偶然の産物という2つの明確な理由が存在します。

劇中の設定において、ジェイソンがマスクを手に入れたのは1982年公開の『13日の金曜日 PART3』です。キャンプ場にやってきた若者グループの1人であり、周囲を脅かして喜ぶ悪戯好きの青年シェリー(Shelly)が持参していた私物のホッケーマスクを、ジェイソンが彼を納屋で襲撃した後に奪い取って装着したのが直接の経緯です。コンプレックスに塗れた素顔を隠し、他者を威嚇するための道具として、手近にあったマスクが選ばれました。

一方、当時の制作スタッフが明かした舞台裏の真相は、極めてプラグマティックなものでした。当時シリーズ初となる3D映画として企画されたPART3の現場において、特殊効果スーパーバイザーのスティーヴ・マーカーやメイク担当クルーがライティングテストを行う際、毎度数時間かかる顔面特殊メイクを施す手間を惜しみ、現場にたまたま私物として転がっていたデトロイト・レッドウィングスのホッケーマスクを代用品として俳優の顔に被せたことがすべての始まりです。

そのテスト映像をモニターで確認したスティーヴ・マイナー監督らが「この無機質な造形こそが観客に底知れぬ恐怖を与える」と確信し、急遽脚本にシェリーのエピソードを組み込んで正式採用に至ったという記録が残されています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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