元関脇逆鉾の生涯と早すぎる別れ|すい臓がん闘病と弟寺尾の絆
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現役時代の逆鉾昭廣氏は、昭和50年代後半から平成初期にかけて幕内上位で長く活躍しました。通算成績は571勝567敗11休。特に関脇在位21場所という数字は、昭和・平成を通じても屈指の安定感を証明しています。
逆鉾の真骨頂は「もろ差し」のスピードと深さにありました。立ち合いから素早く相手の両脇を差し込み、頭をつけて食い下がる相撲は、大型力士にとっても脅威でした。千代の富士や北の湖といった大横綱に対しても一歩も引かず、土俵際での逆転の上手投げやうっちゃりで数々の名勝負を演出しました。
派手なパフォーマンスを好まず、職人気質で泥臭く勝ちをもぎ取る姿は、多くの相撲通から「本物の相撲巧者」として深く愛されました。