肩の痛みと引っ掛かりの元凶?肩甲上腕リズムが崩れる理由と改善策
肩の痛みと引っ掛かりの元凶?肩甲上腕リズムが崩れる理由と改善策の背景について、専門知識を詳しくお届けします。
Q1:肩甲上腕リズムが乱れているかどうか、自分ですぐに確認する方法はありますか?
A1:最も簡便な方法は、鏡の正面に立ち、両腕を真横からゆっくり頭上まで万歳していく動作の観察です。腕を上げ始めた直後に、首元の僧帽筋が緊張して「肩がすくむ」ような動きが出たり、左右の肩の高さが不揃いになったりする場合、肩甲上腕リズムが破綻している可能性が極めて高いと言えます。また、壁立ち挙上テストで肘が壁から離れてしまう場合も明確な判定基準となります。
Q2:五十肩と腱板損傷、インピンジメント症候群の違いは何ですか?
A2:インピンジメント症候群は「骨と腱板が特定の角度で衝突して炎症を起こしている機能異常」を指します。これを放置して腱が擦り切れ、実際に断裂に至った病態が「腱板損傷」です。一方、「五十肩(肩関節周囲炎)」は、関節を包む関節包全体に炎症が波及し、組織同士が癒着して全方向に肩が固まって動かなくなる「関節拘縮」を主病態とする点で明確に異なります。
Q3:前鋸筋トレーニングを行う際、首や肩に力が入ってしまう場合の対策は?
A3:首の筋肉(僧帽筋上部)が過活動になっている典型例です。壁立て伏せの姿勢で行う際、顎を軽く引き、視線を両手の間のやや下に向けてください。また、手をつく位置が高すぎると肩がすくみやすくなるため、みぞおちの高さ程度まで手を下げ、肘をピンと突っ張らずに軽く緩めた状態で「肩甲骨だけを外側へ押し広げる」感覚を掴むことから始めてみてください。