三郎丸蒸留所が世界を魅了する理由!Zemonの秘密と限定酒の真価
三郎丸蒸留所が世界を魅了する理由!Zemonの秘密と限定酒の真価にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
世界的なジャパニーズウイスキーブームのなかで、大手メーカーの原酒不足が叫ばれる一方、クラフト蒸留所のクオリティ競争は激化の一途をたどっています。その群雄割拠のシーンにおいて、富山県砺波市の田園風景の中に佇む三郎丸蒸留所が突出した存在感を放つ最大の要因は、「妥協なきスモーキーフレーバーへの探求」と「地域産業の伝統技術を融合させた独自製法」にあります。
ウイスキーのピート香(泥炭による燻煙香)を数値化した指標であるフェノール値において、三郎丸蒸留所の仕込み原酒は50ppm以上というアイラ島の名門にも匹敵するヘビリーピーテッド麦芽を主力としています。一般的にスモーキーな原酒は熟成期間が短い段階では荒々しさが目立ちやすいとされますが、同蒸留所では木桶発酵や独自の酵母選定、そして後述する革新的な蒸留技術によって、重厚なピートの奥にバニラやフルーティなエステル香が調和する独自のスタイルを確立しました。
報道関係者や専門誌のテイスティングレビューにおいても、ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)をはじめとする国際品評会での連続受賞が報じられており、単なる「地方の地ウイスキー」の域を完全に脱した本物志向の造りが、国内外のコレクターを惹きつけてやまない決定打となっています。