親指の付け根が痛む原因は?母指内転筋の役割とほぐし方を徹底解説
親指の付け根が痛む原因は?母指内転筋の役割とほぐし方を徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
日々の生活で親指のつまみ動作時に痛みが走る場合、考えられる母指内転筋の痛み原因の筆頭は、筋膜や筋繊維のオーバーユース(使いすぎ)による過緊張です。スマートフォンの大型画面を片手で支えながら親指を酷使したり、長時間のタイピングや器具の把持を続けたりすることで、筋膜にトリガーポイントと呼ばれる硬いしこりが形成され、放散痛を引き起こします。
一方で、臨床上もっとも慎重な見極めが求められるのが母指CM関節症との鑑別です。母指CM関節症は、親指の根元にある第1手根中手関節の軟骨がすり減り、関節自体に変形や炎症が生じる疾患です。見分ける基準として、以下の違いが挙げられます。
・母指内転筋の筋膜性疼痛:親指と人差し指の間の「水かき」部分や手のひらの中央寄りを指で押すと強い痛み(圧痛)がある。筋肉をほぐすと痛みが和らぎやすい。
・母指CM関節症:親指の根元の骨関節部分を押した際や、親指を押し込みながら回す動作(グラインディングテスト)で関節深部に激痛が走る。進行すると骨の隆起が目立つ。
痛みが関節そのものにあるのか、それとも筋肉・筋膜のスパズムによるものなのかを正しく把握することが、早期改善への第一歩となります。