レキシ「きらきら武士」歌い手の正体と歌詞の謎|椎名林檎と名曲の裏側
レキシ「きらきら武士」歌い手の正体と歌詞の謎|椎名林檎と名曲の裏側にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
「きらきら武士 feat. Deyonná」は、2011年3月16日にリリースされたレキシの2ndアルバム『レキツ』の2曲目に収録されています。歴史をテーマにしたコミカルなパロディソングと受け取られがちですが、音楽評論家やプロミュージシャンからの評価は極めて高く、純度の高いブラックミュージックとして絶賛されてきました。
楽曲の骨格を支えているのは、アース・ウィンド・アンド・ファイアーなどを彷彿とさせる1970〜80年代の本格派ディスコサウンドです。コード進行には、J-POPやR&Bの黄金律である「IVM7→V7→IIIm7→VIm」(王道進行/Just The Two of Us進行の派生)が巧みに組み込まれており、哀愁と高揚感が絶妙に同居するコードワークがリスナーの感情を揺さぶります。
さらに特筆すべきは、楽曲全体をドライビングするスラップベースのグルーヴです。跳ねるような16ビートのシンコペーションと、隙間を縫うように差し込まれるフェンダー・ローズの心地よいバッキング。池田貴史の鍵盤プレイヤーとしての非凡な才能と、椎名林檎の圧倒的なピッチ感・リズム感が融合したことで、単なる企画モノの枠を完全に超越したJ-POP史に残るダンスクラシックが完成しました。