なぜナポレオンは建てた?エトワール凱旋門の歴史の真相と登り方・予約完全攻略

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凱旋門の頂上を目指す旅人が最初に直面する試練が、その独特なエトワール凱旋門登り方です。一般的な高層タワーのようにエレベーターに乗れば数十秒で展望フロアに到着できると考えていると、手痛い洗礼を受けることになります。

入場ゲートを通過した後に待ち構えているのは、延々と続く284段の石造り螺旋階段です。内部は通路幅が狭く、登り専用と降り専用で動線が完全に分離されているものの、すれ違いの余地はほとんどありません。歩幅を一定に保ちながら約50メートルの高さを自力で登り切るには、健脚な成人でも息が上がるほどの体力を要します。現場では「思った以上に足腰に来る」「サンダルやヒールで来るべきではなかった」という声が頻繁に聞かれます。必ず履き慣れたスニーカーで挑むのが基本です。

階段を登り切った先には、中間フロア(屋根裏の間・アティック)が広がっています。ここには歴史的な彫刻の石膏模型や大型スクリーンによる解説展示、公式ギフトショップ、そして化粧室が設置されています。一息ついて呼吸を整え、展示を鑑賞したあと、最後の短い階段を上がれば、視界が一気に開ける屋上展望台へと到達します。

そこに広がるのは、息を呑むような大パノラマです。目の前には、整然とした並木が一直線に伸びるシャンゼリゼ通り。振り返ればラ・デファンス地区の高層ビル群と調和するモダンな新凱旋門。そして南東の方角には、セーヌ川の向こうにそびえるエッフェル塔が遮るものなく目に飛び込んできます。毎正時に行われるエッフェル塔の「シャンパンフラッシュ」の輝きを同じ目線の高さから見下ろす瞬間は、螺旋階段の疲労を一瞬で吹き飛ばすほどの圧倒的な感動をもたらします。

なお、館内にはエレベーターも備え付けられていますが、これは身体障がい者、妊娠中の方、乳幼児連れ(ベビーカー利用者)、重篤な健康上の理由がある方専用として厳格に管理されています。利用には係員への申告が必要であり、一般観光客の移動手段としては原則利用できない点に留意してください。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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