細菌培養同定検査とは?結果日数や費用の目安・遅い理由を徹底解説
細菌培養同定検査とは?結果日数や費用の目安・遅い理由を徹底解説についての最新情報を徹底解説します。
感染症の診療において、病原体を特定するアプローチには複数の段階が存在します。細菌培養同定検査とは、採取した検体(痰、尿、血液、膿など)に含まれる細菌を人工的な培地で育てて増やし、その形態や生化学的性質から菌の種類を特定(同定)する検査です。
検査室に検体が届くと、まず行われるのが塗抹検査です。スライドガラスに検体を塗り、特殊な色素で染め上げるグラム染色と微生物同定の経緯は19世紀末から続く古典的かつ確実な手法であり、菌が「グラム陽性(紫)」か「グラム陰性(赤)」か、あるいは球状か桿状かを顕微鏡下で直ちに確認できます。塗抹検査は数十分〜数時間で初期情報を得られる一方、確定的な菌種までは特定できません。
そこで不可欠となるのが培養と同定の工程です。さらに菌種が判明した後、どの抗菌薬が有効かを判定する薬剤感受性検査との違いも理解しておく必要があります。同定検査が「敵の正体を知る」ステップであるのに対し、感受性検査は「どの武器(薬)が効くかを見極める」ステップであり、両者はセットで実施されるのが標準的な臨床の流れです。