丸と四角だけで3分!大仏イラストの簡単な描き方をプロが徹底解説
今注目を集めている 丸と四角だけで3分!大仏イラストの簡単な描き方をプロが徹底解説について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
イラストを描く前に知っておくと表現が一気に深まるのが、二大巨頭とも言える歴史的大仏の造形的な違いだ。東大寺に座す奈良の大仏(盧舎那仏)は、かつて聖武天皇が国家の安寧を祈って造立を命じた巨像であり、堂々としたスケール感と厳かな正面性が特徴である。
対する高徳院の鎌倉大仏(阿弥陀如来)は、露座の姿で知られ、鎌倉時代の天才仏師・運慶らの派閥がもたらしたリアルで写実的な力強さを色濃く残す。前かがみの姿勢や深く刻まれた衣装の皺が、独特の哀愁と迫力を醸し出している。
イラスト化する際のポイントも、この両者で大きく異なる。東大寺の雰囲気を出すなら、頭部の「螺髪(らほつ)」を整然と並べ、左右対称に近い均整のとれたシルエットを意識すると良い。一方、高徳院の佇まいを表現したい場合は、首を少し前に傾け、やや猫背ぎみのラインを描くことで、特有の渋みと存在感が際立つ。