布をつなぎ合わせる手縫いの新常識!プロ直伝のほつれない技法
布をつなぎ合わせる手縫いの新常識!プロ直伝のほつれない技法にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
布同士をつなぎ合わせる芸術の最高峰といえば、パッチワークキルトを置いて他にない。シックな配色と緻密な手縫い仕事で世界中にファンを持つ作家・斉藤謠子氏は、布をつなぐ前の「下準備」の重要性を繰り返し説いてきた。
布には必ず縦糸と横糸が交差する「布目」が存在する。斜めに伸びやすいバイアス方向と、ピンと張って伸びにくい縦方向。性質の異なる端切れを無計画につなぎ合わせれば、どれほど正確に針を運んでも仕上がりは波打ち、歪んでしまう。名手たちの針先は、単に布を縫い止めているのではなく、布の呼吸や伸び縮みの癖を指先で対話しながら制御している。布地の性質を見極める眼を養うことこそ、美しさを何倍にも高める近道だ。