千葉雄大ドラマの進化論!甘い素顔と怪演が放つ唯一無二の存在感
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日本のテレビドラマ史において、千葉雄大のパブリックイメージを決定づけつつ、同時にその裏の顔を巧みに覗かせた傑作が『家売るオンナ』シリーズだ。彼が演じたエリート営業マン・足立聡は、通称「足立王子」。人たらしの笑顔で顧客の心を掴む裏で、強烈な野心と計算高さを覗かせる二面性を持ったキャラクターだった。
この役柄の白眉は、単なる腹黒い男に堕ちなかった点にある。したたかな打算の奥に、仕事に対するプライドと人間味あふれる葛藤を滲ませたことで、足立聡は視聴者から嫌われるどころか、愛すべき人間として強い共感を集めた。あざとさを自覚的に武器にしつつ、その仮面の下にある本音をチラリと見せる。この高度な心理劇を自然体で演じきったことで、彼のバイプレイヤーとしての評価は盤石なものとなった。