胡蝶蘭の花が終わったら放置Ng!来年咲かせる剪定と育て方の正解
胡蝶蘭の花が終わったら放置Ng!来年咲かせる剪定と育て方の正解の重要ポイントを解説します。役立つ情報が満載です。
園芸相談窓口や知恵袋、SNSの育成コミュニティに寄せられる「花が終わってから葉に元気がなくなった」というSOSを検証すると、驚くべきことにその原因の9割以上が乾燥ではなく「愛情のかけすぎによる過剰な水やり」に起因しています。土に植える草花と同じ感覚で「毎朝コップ1杯」を与え続けた結果、鉢の中が常に水浸しとなり、根が呼吸困難に陥って窒息死するパターンが後を絶ちません。
野生の胡蝶蘭は、熱帯雨林の樹木の幹にしがみつき、スコールを浴びたあとは乾いた風に吹かれて急速に乾くというサイクルで生きています。根の表面は「ベラメン層」と呼ばれる海綿状のスポンジ組織で覆われており、大気中の湿気やわずかな水分を一瞬で吸収して内部へ溜め込む構造を持っています。つまり、常に濡れている状態は胡蝶蘭にとって極めて不自然なストレス環境なのです。
胡蝶蘭 花が終わった後の水やり頻度の基本は、「完全に乾いてから、さらに2〜3日待ってからたっぷりと与える」です。水やりチェッカー(水分計)の針が完全にドライを示したことや、素焼き鉢の表面が白っぽく乾いて持ち上げたときに驚くほど軽くなっていることを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでぬるま湯(室温前後の20℃前後)を注ぎます。鉢皿に溜まった水は、根腐れを即座に招くため1滴残らず捨て去らなければなりません。
万が一、葉にしわが寄って下垂し、黄色く変色してきたら胡蝶蘭 根腐れの症状と復活方法を即座に実行に移す必要があります。「水が足りないのでは」と慌ててさらに水を注ぐと完全な息の根を止めてしまいます。鉢から株を抜き、異臭を放つ黒褐色の腐敗した根をすべて除去してください。生き残った根がわずか数本、あるいは1本も残っていない重篤な状態であっても、胡蝶蘭の生命力は侮れません。
健全な葉が残っていれば、切り口に殺菌剤を塗布して数日間日陰で乾燥させたのち、水苔を軽く巻いて素焼き鉢に乗せる「集中治療管理」や、透明なビニール袋に湿らせたペーパータオルと同居させて湿度80%以上を保つ「密閉回復法(ジップロック法)」によって、2〜3か月後には節から新しい青白い健康な根が力強く再生してきます。