新生児のおならが大人並みに臭い!原因と受診目安を小児科視点で検証
新生児のおならが大人並みに臭い!原因と受診目安を小児科視点で検証に関する最新のニュースをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
ネット上のQ&A掲示板などでは、「悪臭のするおならは消化器不全の前兆」「肝臓の病気を疑うべき」といった根拠薄弱な言説が散見されます。しかし、小児消化器病学会等の見解に基づけば、排ガスの臭気単独で重篤な疾患と診断されるケースは皆無です。
見落とされがちな盲点として、乳児は横隔膜や腹筋群が未発達であるため、体内の圧力を調整する目的で新生児はおならの頻度が多い状態が標準仕様であるという点です。成人の約2〜3倍に相当する1日15〜25回もの放気を行うことも珍しくありません。さらに、授乳時に乳首を浅く咥えたり、哺乳瓶の乳首に空気が溜まっていたりすることで大量の空気を呑み込む「呑気症(どんきしょう)」が重なると、新生児のげっぷやおならが出ないまま腸に空気が送り込まれ、腸管を過剰に刺激します。ガスがたくさん出ること自体は、むしろ腸が健やかに蠕動運動を行っているポジティブな証左なのです。