枚岡神社が元春日と呼ばれる理由とご利益|お笑い神事の全貌に迫る

枚岡神社が元春日と呼ばれる理由とご利益|お笑い神事の全貌に迫るの特集記事をお届けします。専門的な知識が詰まっています。

枚岡神社の名を全国的に知らしめているのが、毎年12月下旬(冬至の時期)に執り行われる「注連縄掛神事(しめなわかけしんじ)」、通称「お笑い神事」です。新しい大注連縄を掛け替えた後、宮司の先導に合わせて参列者全員が「ワッハッハ」と腹の底から笑い声を上げ、約20分間にわたって笑い続けるという、全国的にも類を見ない神事です。

この神事の起源は、日本神話の「天岩戸隠れ(あまのいわとがくれ)」にあります。太陽神である天照大神が岩戸に隠れて世界が闇に包まれた際、天鈿女命(アメノウズメノミコト)が滑稽な舞を披露し、八百万の神々が大笑いしたことで天照大神が姿を現し、世界に光が戻りました。

冬至は1年の中で最も昼が短く、太陽の力が衰える「死と再生の節目」です。この日に高らかに笑い声を響かせることは、単なる余興ではなく、衰えた太陽のエネルギーを呼び覚まし、心の奥底にある鬱屈や邪気を吹き飛ばす強力な祓い清めの儀礼です。心理学的にも「笑い」は免疫力を高めストレスを激減させることが知られていますが、古代の神道儀礼がその本質を体現しています。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest