枕草子『宮に初めて参りたるころ』現代語訳!定子との初対面とテスト対策
枕草子『宮に初めて参りたるころ』現代語訳!定子との初対面とテスト対策に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
『枕草子』の作者・清少納言が、一条天皇の皇后である中宮定子(ちゅうぐうていし)のもとへ初めて出仕したのは、正暦4(993)年の冬、清少納言が27歳前後の頃とされています。当代随一の知識人として名高い彼女でしたが、華麗な宮廷の空気に最初は完全に気圧されていました。
まずは物語の人間関係と大まかな流れを整理しておきましょう。
【主な登場人物】
- 清少納言(作者):主人公。緊張と気後れから顔を上げることもできず、夜だけ定子の前に出仕するものの、恥ずかしさでパニックになる。
- 中宮定子:一条天皇の正妻。当時17歳前後の若さでありながら、神々しいほどの美貌と教養、さらに新入りの清少納言を優しく気遣う器量を兼ね備えた憧れの主君。
- 先輩女房たち:定子に仕えるベテランの女性たち。貴族たちとも堂々と対等に渡り合っており、清少納言から見ればまぶしすぎる存在。
- 源経房(みなもとのつねふさ):中宮の御所を訪れた貴公子。定子サロンの華やかさを象徴する場面に登場する。
物語は、昼間の出仕に耐えられず「夜だけなら」と定子の前に伺候した清少納言が、定子のあまりの美しさに打ちのめされ、絵双紙(絵本)を差し出されて緊張をほぐしてもらうという、人間味あふれるエピソードを中心に展開します。