日本一低い山はどこ?日和山・天保山・弁天山の真相と最新基準

日本一低い山はどこ?日和山・天保山・弁天山の真相と最新基準とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

日本一低い山々の現地を訪れると、本格的な高山登山とはまったく異なる、極めて温かくユーモアに溢れたコミュニティ文化に出会うことができます。

低山観光の代表格である大阪の天保山では、1997年に結成された「天保山山岳会」が活動を続けています。山岳会と聞くと険しい岩場での遭難救助を連想しますが、同会の救助隊は「結成以来、出動件数ゼロ」を誇る平和な組織です。山頂の二等三角点周辺は公園化されており、普段着やサンダル履きでも数十秒で登頂できてしまいます。

天保山の登頂記念として名物になっているのが、地元商店街の喫茶店や観光案内所等で発行される登山証明書です。証明書にはシリアルナンバーが刻印され、わずか数百円の手数料または指定店舗の利用で手に入ります。現地を訪れた旅行者がSNSに「人生で最も簡単に手に入れた登頂の証」として投稿する姿が日常的に見受けられます。

一方、徳島市の弁天山でも「NPO法人 弁天山保存会」が精力的な保存・PR活動を展開しています。標高6.1メートルの頂には厳島神社が祀られており、階段を十数段登るだけで登頂可能です。弁天山では毎年6月1日に「日本一早い山開き」が行われるほか、初日の出のイベントや結婚式まで執り行われます。登山証明書は現地に設置された記帳所や郵送対応で受け取ることができ、地域住民が一体となってこの小さな岩山を誇りにしている熱量が伝わってきます。

さらに仙台の日和山では、東日本大震災の被害から立ち上がった地元ボランティアの方々による手作りの登頂案内が行われています。山頂には手作りの看板と簡素な階段が整備され、登山証明書を手にした来訪者が静かに周囲の風景を見渡す姿が見られます。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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