長管骨とは?大腿骨や上腕骨の構造と役割・骨折治療を徹底解説
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人体の骨は形態によって長骨(長管骨)、短骨、扁平骨、不規則骨などに分類されます。そのなかで長管骨とは、円柱状の細長い中央部(骨幹)とその両端の膨らんだ部分(骨端)を持ち、内部に骨髄を容れる空間(骨髄腔)が存在する骨の総称です。 四肢の骨格を形成し、筋肉が収縮した際の力を効率よく伝える「運動のテコ(梃子)」として機能するのが最大の特徴です。人間の身体において長管骨に分類される主な骨は以下の通りです。
- 上肢(腕・手):上腕骨、橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃくこつ)、中手骨(ちゅうしゅこつ)、基節骨・中節骨・末節骨(指骨)
- 下肢(太もも・すね・足):大腿骨(だいたいこつ)、脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)、中足骨(ちゅうそくこつ)、趾骨(足の指骨)
特に知っておくべきは、「長さ」そのものが絶対的な基準ではないという点です。手のひらの中手骨や指を構成する指骨は、肉眼的には数センチメートルほどの短い骨ですが、内部に空洞(骨髄腔)を持つ管状構造をしているため、解剖学上はすべて長管骨に位置づけられます。一方、手首にある手根骨や足首の足根骨は管状構造を持たないため「短骨」に分類されます。 下肢の長管骨である大腿骨や脛骨は、直立二足歩行を行う人間の全体重を受け止めながら、数トンの衝撃に耐える驚異的な強度と弾力性を発揮します。