風邪で声が出ない本当の理由!ささやき声が悪化を招く医学的根拠

話題沸騰中の 風邪で声が出ない本当の理由!ささやき声が悪化を招く医学的根拠について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

風邪を引いた後に声が出なくなる主たる原因は、ウイルス感染によって喉の奥にある発声器官に強い炎症が波及する急性喉頭炎および声帯炎です。

通常、私たちが声を出す仕組みは、喉頭にある左右一対の「声帯」というヒダが中央でぴったりと合わさり、呼気(吐き出す息)によって高速で振動することで生じます。振動数は成人男性で毎秒約100〜150回、成人女性で毎秒約200〜300回に達します。この精緻な振動が、肺からの空気を澄んだ声のトーンへと変換しているのです。

ところが風邪のウイルスが侵入して声帯粘膜に炎症が起きると、強い浮腫(むくみ)と充血が発生します。声帯が分厚く硬く腫れ上がってしまうと、左右のヒダが隙間なく閉じることができず、息がそのまま漏れ出してしまいます。これが「声枯れ(嗄声:させい)」や「息しか出ない」状態の正体です。さらに声帯表面を覆う分泌液の性状が変わり、粘り気のある痰が絡まることで、正常な振動運動が完全に妨げられます。

一般的な声帯炎が治るまでの期間は、適切な対処を行えば通常7日から10日前後とされています。しかし、発熱などの全身症状が消えた後も喉の局所炎症だけが残存するケースが多く、無理に声を使い続けると慢性化するリスクを孕んでいます。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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