ポケベルで「ありがとう」はどう打つ?数字コードと語呂合わせの真相

ポケベルで「ありがとう」はどう打つ?数字コードと語呂合わせの真相についての疑問解決ガイドをご紹介します。

ポケベルの画面に「ありがとう」を想起させるメッセージを送信する場合、受取人が持っている端末の世代や表示機能によって打ち方が大きく分かれていました。黎明期から広く使われたのが、表示された数字列をそのまま日本語の音に当てはめる「数字語呂合わせ」です。そして後期に普及し、文字として画面にカナを表示させたのが「2タッチ入力(ポケベル打ち)」でした。

最も有名な語呂合わせは、誰の目にも明快な「39(サンキュー)」です。さらに送信者の身元や感情を補足するために「3926(サンキュー・フロム:〇〇より)」や「3940(サンキュー・愛してる)」といった拡張コードが日常的に飛び交っていました。数字のみが表示される初期の液晶端末では、限られた10桁前後の枠の中でいかに意図を汲み取ってもらうかが腕の見せ所だったのです。

一方で、1995年頃から爆発的に普及したカナ表示対応端末(ドコモポケットベルの「センティー」シリーズなど)では、数字をキーボードの座標に見立てて日本語を入力する方式が定着しました。このポケベル2タッチ入力を用いて「アリガトウ」を表示させる場合、電話機のプッシュボタンを以下のように順番に押します。

  • ア:1行1段=「11」
  • リ:9行2段=「92」
  • カ:2行1段=「21」
  • ゛(濁点):記号コード=「04」
  • ト:4行5段=「45」
  • ウ:1行3段=「13」

すべてをつなげると「119221044513」という12桁の数字になります。当時の公衆電話は1回10円で送信できる時間や入力桁数に制約があったため、濁点の「04」をあえて省き、「1192214513(アリカトウ)」と送信しても前後の文脈で問題なく感謝が伝わっていました。相手がどの端末を使っているかによって、語呂合わせの「39」を選ぶか、カナ入力の「1192...」を打ち込むかが明確に区別されていたのが当時の実態です。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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