シャッター街から奇跡の復活!円頓寺商店街の絶品グルメと歩き方

シャッター街から奇跡の復活!円頓寺商店街の絶品グルメと歩き方にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

円頓寺商店街の歴史と由来は、慶長15(1610)年の「清須越し」にまで遡ります。名古屋城築城に伴い商人や寺院が移住し、城下町を支える商業地として発展しました。明治から昭和初期にかけては大須と並ぶ二大繁華街として映画館や劇場がひしめき、昼夜を問わず人で溢れていた歴史を持ちます。しかし、1970年代以降のモータリゼーションや大型商業施設の台頭により客足が激減。2000年代初頭には空き店舗率が40%近くまで跳ね上がり、昼間でも薄暗い典型的なシャッター街へと転落しました。

この危機的状況を覆した最大の転換点が、2009年頃から本格化した「民間主導のストック活用」です。行政主導のハコモノ整備に頼るのではなく、建築家や地元有志が中心となって立ち上げた「那古野下町長屋会議」やまちづくり会社が介在。物件オーナーと新規出店希望者の間に入り、丁寧なマッチングとリノベーションを手掛けました。

円頓寺商店街の再生理由が他地域と決定的に異なるのは、「誰でも出店させて賃料を取る」のではなく、「街の空気感に共鳴し、地域コミュニティを大切にできる出店者」を厳選して誘致した点にあります。その結果、若手クリエイターや個性的な飲食店店主が次々と参入し、古き良き長屋の風情を残したまま、新旧が美しく調和する独自のストリートカルチャーが定着しました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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