エンバーミングとは?費用相場と湯灌の違い・後悔しない選び方を解説
エンバーミングとは?費用相場と湯灌の違い・後悔しない選び方を解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。
エンバーミングの導入を検討する際、最も気になるのが金額の内訳と具体的な処置手順です。基本施術料の費用相場は15万円〜25万円(税抜)ですが、専用施設への往復搬送費や修復の難易度によって総額が変動します。
処置内容と手順:専門施設で行われる高度な技術
施術は、日本遺体衛生保全協会(IFSA)の厳格な基準を満たした専用センターにて、資格を持つ技術者によって以下の手順で進められます。
1. 洗浄・消毒・体位調整:ご遺体全身を専用殺菌剤で丁寧に洗浄し、洗髪と柔軟マッサージを実施。
2. 微小切開と薬液注入:首の付け根や鎖骨下、または太ももの付け根などを約1〜2cm切開。動脈から保全液を注入し、静脈から血液・体液を排出置換。
3. 胸腹部内臓の吸引処置:腐敗ガスや残存体液が発生しやすい胸腔・腹腔内を専用器具で吸引し、高濃度の保全液を充填。
4. 縫合と創傷・外傷修復:切開部を丁寧に縫合。点滴痕、褥瘡(床ずれ)、闘病による皮膚の変色や事故による損傷箇所を専門技術で修復・復元。
5. 洗髪・着せ替え・死化粧:遺族が指定した衣服(スーツ、着物、お気に入りだった私服など)に着せ替え、生前の自然な顔立ちを再現するメイクを実施。
搬送から葬儀・納棺への全体フロー
処置にかかる時間は状態により約3〜4時間です。臨終後、病院から直接エンバーミング施設へ搬送し、処置完了後に自宅または斎場へ安置。その後、一般的な葬儀・納棺の流れへとスムーズに合流します。処置後は常温安置が可能となるため、ドライアイスで故人の身体を冷やし固める必要がなくなります。