松山千春『旅立ち』誕生秘話と恩師の遺志|半世紀響く名曲の真実
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松山千春の公式なプロキャリアは、1977年1月25日にリリースされたシングル『旅立ち』から始まりました。キャニオン・レコード(現・ポニーキャニオン)内のレーベル「F-LABEL」の第1弾アーティストとして世に送り出されたこの楽曲は、北海道・足寄町出身の粗削りな青年が全国へと羽ばたく決定打となった一作です。
当時のフォークシーンは四畳半フォークからニューミュージックへの過渡期にありましたが、『旅立ち』が放つ澄み切った哀愁と素朴な力強さは、瞬く間に全国のリスナーの耳を捉えました。同シングルレコードのB面に収録された『初恋』もファンの間で極めて高い人気を誇り、初期の松山千春が持っていた叙情的なソングライティング能力の高さを見せつけています。
同年6月にリリースされたファーストアルバム『君のために作った歌』の1曲目にも収録され、アルバムは大ヒットを記録。北海道のローカル番組から火がついた歌声は、またたく間に日本中へと広がっていきました。