車椅子のベッド移乗で腰痛激減!プロ直伝の介助技術と最新福祉用具

車椅子のベッド移乗で腰痛激減!プロ直伝の介助技術と最新福祉用具の全貌を詳しく解説してご紹介します。

安全な移乗を成立させるためには、動作に入る前の「環境セッティング」が成否の8割を握ります。焦って体を動かそうとせず、まずは確実な車椅子からベッドへの移乗介助手順を順序立てて実行することが不可欠です。

基本となる環境設定の鉄則は以下の通りです。

1. 角度の確保:ベッドに対して車椅子を約15度〜30度の角度で斜めに配置します。被介護者の動きやすい側(健側)をベッド側に近づけるのが鉄則です。
2. ブレーキの完全施錠:移乗途中で車椅子が後退する事故を防ぐため、必ず両側のブレーキを確実にロックします。
3. フットサポートの解除:足がステップに乗ったままだと立ち上がれません。フットサポートを跳ね上げるか、アームサポートとともに外側へスイングアウト(取り外し)させます。
4. 車椅子とベッドの適切な高さ調節:電動ベッドの高さを、車椅子の座面と「ほぼ同じ高さ」または「移乗先を1〜2cmわずかに低く」設定します。重力に逆らわず、わずかな下り坂を作ることで、滑り落ちるようなスムーズな水平移動が実現します。

準備が整ったら、被介護者に浅く座り直してもらい(端座位の修正)、両足の裏がしっかりと床に着いていることを確認します。踵(かかと)が移乗先のベッド方向を向いているかを確認した上で、介助者は被介護者の背中から臀部へ手を回し、ゆっくりと前方へ重心を促しながら回旋運動へと移ります。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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