タンパク質摂取量の計算公式!体重・目的別の適正値と過剰摂取の落とし穴
タンパク質摂取量の計算公式!体重・目的別の適正値と過剰摂取の落とし穴にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
パーソナルジムのトレーナーやスポーツクリニックの管理栄養士への取材を進めると、近年急速に普及した「プロテイン計算ツール」を使いこなそうとするあまり、本質を見失ってしまうクライアントの事例が浮き彫りになってきます。
ある都内の大手フィットネスクラブで指導を行うベテラントレーナーは、現場のリアルな歪みを次のように打ち明けます。
「無料の計算サイトで『あなたの最適摂取量は1日140g』と表示された20代女性がいました。彼女はその数値を達成するため、通常の食事に加えて1日にプロテインを3回飲み、さらに高タンパクバーを間食に詰め込んでいたのです。結果として現れたのは、体重の減少ではなく、慢性的な便秘と強烈なおならの臭い、そして顎まわりの治らない吹き出物でした」
SNSや知恵袋などのコミュニティを検証しても、「プロテインを規定量飲んでいるのに下腹がぽっこり出てきた」「胃が重くて日中の集中力が削がれる」といった書き込みが散見されます。計算ツール自体は極めて論理的かつ精緻にプログラミングされているものの、利用する側が「消化吸収能力の個人差」と「プロテイン製品に含まれる脂質・人工甘味料・添加物」の存在を計算式から除外してしまう点に、失敗の根本原因があります。
胃腸の消化酵素分泌量や腸内細菌叢のバランスは人それぞれ異なります。肉体労働や過酷なウエイトトレーニングで代謝が活性化している状態であれば、大量のアミノ酸もスムーズに骨格筋へ送り込まれます。しかし、日中ほとんど椅子に座りっぱなしで内臓への血流が滞っている状態のまま高タンパク食を詰め込めば、小腸で吸収しきれなかったタンパク質が大腸へと流れ込み、悪玉菌の格好のエサとなって腸内腐敗を引き起こしてしまうのです。