写真におさめるの漢字は収める?納める?正しい使い分けと失敗防止術
写真におさめるの漢字は収める?納める?正しい使い分けと失敗防止術について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
「写真におさめる」において「納める」が使われることは99%誤用ですが、日本語の文脈上、ごく稀に「写真に納める」という文字列が正しい日本語として成立する例外が存在します。この例外の存在が、一部のネットユーザーを混乱させる要因となっています。
その例外とは、「写真を神仏に奉納する」「アルバムを遺品として寺社に納める」「証明写真を願書や役所の書類に納める(納付する)」という文脈です。
たとえば、先祖の肖像写真を寺院の宝物庫に保管してもらうために「形見の写真を寺に納める」と書く場合、これは撮影する行為ではなく、品物としての写真を指定の場所に預ける・差し出す行為であるため「納める」が正解となります。また、官公庁の申請書類に指定サイズの証明写真を添付して提出することを「写真を納める(提出・納入する)」と表現することも文法上はあり得ます。
ネット上のQ&Aサイトなどで「納めるでも間違いとは言い切れない」と主張する意見の正体は、こうした極めて特殊な受け渡し文脈を混同しているケースがほとんどです。「シャッターを切って被写体を記録する」という撮影の文脈である限り、例外なく「収める」を選択しなければなりません。