アポカリプティックサウンドの正体とは?空から響く異音と地震前兆の真相を解明

アポカリプティックサウンドの正体とは?空から響く異音と地震前兆の真相を解明の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

現在、自然科学の現場で最も有力な「アポカリプティックサウンド 原因」として解明が進んでいるのが、大気物理現象と人間活動の複合作用です。その主たる鍵を握るのが、「アコースティック重力波」と「気象逆転層」という2つの大気構造です。

通常、大気は上空へ行くほど気温が下がり、音波は上空に向かって拡散・消散していきます。しかし、夜間から早朝にかけて地表が急速に冷え込む放射冷却が発生すると、地表付近の冷たい空気の上に暖かい空気の層が乗る「気象逆転層」が形成されます。この逆転層が巨大な「音の反射板(音響レンズ)」の役割を果たし、地表から斜め上へ抜けたはずの音が上空で屈折し、発生源から数十キロメートル以上も離れた地点の地表へ再び集束して降り注ぐ現象が発生します。

遠隔地の工場、製鉄所の高圧蒸気排出、高層ビルの建設現場、鉄道レール削正車などの「工場重機騒音」が逆転層で反射されると、高音域が削ぎ落とされ、低音域と特定の金属共鳴音だけが増幅されて地上に降下します。観測者にとっては、周囲に何もない静穏な住宅街や農村の「上空一面」から轟音が降り注ぐように知覚されるわけです。

さらに、巨大積乱雲の発生、オーロラ活動、ジェット気流の急激な蛇行によって引き起こされる「アコースティック重力波(大気の浮力と重力によって伝播する低周波の音響波)」が大気圏上層から地表へ伝わる際、地形や建物のスリットと共鳴し、独特のうなり音を響かせるケースも確認されています。なお、耳鳴りに似た持続的な低周波音が特定の住民だけに聞こえる「ザ・ハム 怪音現象」とは異なり、アポカリプティックサウンドは不特定多数の人間が同時に同じ空間で観測し、録音機器にも物理波形として記録される点が決定的に異なります。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest