政調会長とは?総理への登竜門とされる絶大な権力と党四役の裏側
政調会長とは?総理への登竜門とされる絶大な権力と党四役の裏側の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
Q1:政調会長の年収や手当は、一般の国会議員や大臣と比べて高いのですか?
A1:政調会長という役職に対する直接の国家公務員給与はありません。議員歳費(年間約2,100万〜2,200万円)がベースとなり、党から役職手当や政策活動費、公用車等のサポートが提供されます。国務大臣のように法律で定められた特別職俸給(約3,000万円超)が国庫から直接支払われるわけではありませんが、党の重鎮としての政治的影響力と実質的な権限は大臣を凌駕することもあります。
Q2:幹事長と政調会長は、党内ではどちらが偉いのですか?
A2:公式な党内序列としては幹事長が上(総裁に次ぐナンバー2)です。幹事長は党の資金管理、選挙の公認権、党の人事権という「組織を動かす力」を独占しています。一方の政調会長は序列4位前後ですが、「政策・法案を決定する力」を一手に握っています。権力の性質が異なるため、「人・金・選挙を握る幹事長」と「政策・法案・予算を握る政調会長」の車の両輪と捉えるのが正確です。
Q3:なぜ総理大臣になる前の政治家は政調会長を経験したがるのですか?
A3:一国のリーダーとして内閣を率いるためには、霞が関の全省庁を統率する政策理解力と、党内の多様な派閥・部会を納得させる利害調整能力が不可欠だからです。政調会長を務め上げれば、全省庁の政策に精通し、官僚機構を使いこなすノウハウが身につくため、「政権担当能力の実証」として最適なキャリアと評価されます。
Q4:政調会長が法案に反対した場合、内閣はどうなるのですか?
A4:与党事前審査制が確立しているため、政調会長(および政調審議会)の了承がない法案は、基本的に閣議決定にかけることができません。もし政調会長の承認を得ずに内閣が法案を強行採決しようとすれば、与党が分裂し、内閣不信任決議案の可決や政権崩壊に直結するため、内閣総理大臣であっても政調会長の意向を無視することは事実上不可能です。