「月の女神」オオミズアオは絶滅危惧種?珍しい理由と幸運の真相
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オオミズアオを語るうえで避けて通れないのが、極めて姿が酷似している近縁種「オナガミズアオ(尾長水青)」の存在です。野外で一見しただけではプロでも見誤ることがある両者ですが、いくつかの明確な識別ポイントを押さえることで見分けることが可能です。
① 前翅の先端(翅頂)の尖り方
オオミズアオの翅の先端はやや丸みを帯びていますが、オナガミズアオは先端が外側に向かってキュッと尖るように尖鋭化しています。
② 前翅前縁の帯の色と白線の有無
前翅の前縁を走る赤褐色の帯に注目してください。オオミズアオはこの帯の中に白い粉状の毛が混ざり、全体的に白っぽくグラデーションがかって見えます。一方、オナガミズアオは赤褐色がはっきりとしており、帯の内側に細く明瞭な白いラインが通っています。
③ 眼状紋(目玉模様)の形状と位置
翅の中央にある丸い眼状紋の形も異なります。オオミズアオの眼状紋は大きく円形に近く、前縁の帯と直接接している(食い込んでいる)ことが多いのに対し、オナガミズアオの眼状紋はやや縦長の楕円形で、前縁の帯から少し離れている個体が目立ちます。
④ 触角の色(オスの場合)
立派な羽状の触角を持つオスの場合、オオミズアオの触角は黄緑色〜黄褐色ですが、オナガミズアオの触角はより茶褐色(赤褐色)が強く出ます。