ピーマンの後作で失敗しない野菜選びと秋冬の土壌リセット術
ピーマンの後作で失敗しない野菜選びと秋冬の土壌リセット術に関する注目トピックをまとめてご紹介します。最新情報を求める方は必見です。
園芸情報サイトやSNS上で散見される最大の誤解が、「ナス科でなければ何を植えても問題ない」という短絡的な認識です。実は、特定の非ナス科野菜であっても、前作の条件次第で深刻な生育障害を引き起こす組み合わせが存在します。
代表的な盲点がホウレンソウです。ピーマン栽培では追肥を繰り返す過程で土壌のpHが酸性に傾きやすく、かつカルシウムやマグネシウムが偏って消費されます。酸性土壌に極めて敏感なホウレンソウ(適正pH 6.5〜7.0)を無調整のピーマン跡地に直まきすると、発芽直後に葉先が黄化し、生育が完全にストップしてしまいます。
また、ピーマンの根にネコブセンチュウが寄生していた場合、同じくセンチュウ被害を受けやすいニンジンやオクラの後作もリスクを伴います。ニンジンは根が分岐して商品価値を失う「又根(またね)」の原因となりやすいのです。「科が違うから安心」と思い込まず、土壌酸度(pH)とセンチュウ寄生歴の両面を冷静に検証する必要があります。