愛犬のオムツかぶれを放置するな!獣医師が明かす正しい皮膚ケア

愛犬のオムツかぶれを放置するな!獣医師が明かす正しい皮膚ケアの重要ポイントを解説します。専門的な知識が詰まっています。

犬の皮膚は、想像以上に脆い。人間の皮膚の表皮が10〜15層ほどあるのに対し、犬はわずか3〜5層程度。厚さにして人間の3分の1から5分の1ほどしかない。この繊細極まりない構造の上に成り立つ「犬の皮膚バリア機能」は、湿潤環境に対して著しく脆弱だ。

オムツの内部は、排泄後すぐに湿度100%近いサウナ状態へと変わる。角質層がふやけてバリアが崩壊した無防備な肌へ、アルカリ性に傾いた尿中のアンモニアが容赦なく浸潤する。これが俗に言う「尿やけ」の正体であり、病理学的には典型的な「接触皮膚炎」に分類される。

さらに立ち上がりや寝返りのたびに生じる物理的な摩擦が、弱った皮膚の表面を削り取る。化学的刺激と物理的刺激の二重苦。健康な皮膚なら跳ね返せる常在菌も、傷ついた表皮では爆発的に増殖し、化膿や悪臭を伴う重度の皮膚炎へと瞬く間に悪化していく。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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