滋賀県の県庁所在地が「大津市」である歴史の真相と徹底検証
滋賀県の県庁所在地が「大津市」である歴史の真相と徹底検証にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
全国47都道府県を見渡すと、県名と県庁所在地名が一致しない県が複数存在します。滋賀県と大津市もその代表例ですが、この県名と県庁所在地名が異なる理由については、巷で様々な俗説が語られてきました。
インターネット上などでは長年、「明治政府に反抗的だった旧幕府側の地域は、城下町の名前を奪われて郡名を県名にされた(懲罰説)」という言説が流布していました。しかし、近年の歴史公文書研究や自治体史の検証により、この懲罰説は学術的に否定されています。
真相は極めて機械的かつ事務的なものでした。明治政府が定めた統一的な命名基準は、原則として「県庁が置かれた場所の郡名を採用する」というルールでした。当時、大津町が所属していた行政区画は「滋賀郡」でした。そのため、「滋賀郡大津町に県庁を置く県」として「滋賀県」と命名されたのが公的記録に基づく事実です。