なぜ治らない?口周りニキビの根本原因と皮膚科学が示す最新改善法

なぜ治らない?口周りニキビの根本原因と皮膚科学が示す最新改善法とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

美容クリニックや皮膚科の現場取材、SNSコミュニティの投稿検証において頻出するのが、「清潔に保とうとしてかえって悪化させている」ケースです。

典型的な失敗例が、1日3回以上の洗顔や強力なスクラブ洗顔です。皮脂を完全に脱脂してしまうと、表皮ブドウ球菌をはじめとする美肌菌(善玉常在菌)が死滅し、アルカリ性に傾いた肌上で黄色ブドウ球菌やアクネ菌が爆発的に増殖します。さらに、失われた水分を補うために角質層が水分蒸散を防ごうと硬化し、結果として毛穴の出口を塞いでしまう悪循環に陥ります。

また、口周りの皮膚は目元に次いで薄いため、高濃度のレチノールやピーリング成分を自己判断で連日使用し、接触皮膚炎(いわゆるA反応の暴走やバリア崩壊)をニキビと誤認してさらに薬を塗り重ねるというケースも後を絶ちません。口周りニキビのスキンケアにおいては、「落としすぎず、与えすぎない」ミニマルな保湿設計(ヒト型セラミドやヒアルロン酸をベースとした油分控えめのジェル・乳液)が鉄則となります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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