おしどり夫婦の嘘と真相|毎年相手を変えるオシドリの生態を解剖
おしどり夫婦の嘘と真相|毎年相手を変えるオシドリの生態を解剖を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。
オシドリ(学名: Aix galericulata)は、カモ目カモ科オシドリ属に分類される鳥類です。全長は40〜48cmほどで、マガモよりも一回り小さく、渓流や樹木の生い茂る山間の池沼を好む森林性の水鳥として知られています。
オシドリの最大の特徴は、繁殖期におけるオスメスの外見の極端な違い(性的二形)にあります。見分け方のポイントは以下の通りです。
- オス(繁殖羽):鮮やかなオレンジ色の「銀杏羽(いちょうばね / 三列風切羽)」を背中に直立させ、冠羽は赤紫と緑の金属光沢、くちばしは鮮やかな紅色を帯びます。
- メス:全体的に灰褐色で地味な色合い。目の周囲から後頭部にかけて白いアイライン状の模様が走るのが特徴です。
オスが派手な羽色を持つ理由は、メスに対するアピール力と遺伝子の優位性を示すためです。美しい羽毛を維持できるオスは寄生虫が少なく、採餌能力が高い健康な個体である証拠となります。しかし、繁殖期が終わる初夏になると、オスは派手な羽を全て落とし、メスと見分けがつかない地味な「エクリプス(非繁殖羽)」と呼ばれる姿に生え変わります。天敵から身を隠し、体力を回復させるための賢緻な適応です。