韓国の水道水は飲める?飲まない理由と歯磨き・シャワー対策【2026】

韓国の水道水は飲める?飲まない理由と歯磨き・シャワー対策【2026】の背景について、専門知識を基に徹底解説します。

結論から言えば、韓国の水道水は「衛生基準上は飲める水質だが、生活習慣および配管リスクの観点から直接飲まないのが常識」となっています。

ソウル特別市をはじめとする主要都市では、高度浄水処理施設によって世界保健機関(WHO)基準を上回る350項目以上の水質検査が実施されており、浄水場を出る時点での安全性は日本と比べても遜色ありません。それにもかかわらず、韓国環境部(日本の環境省に相当)の調査データ等によると、水道水をそのまま飲用している世帯は全体のわずか数%程度にとどまります。

なぜ現地の人々は安全とされる水を直接飲まないのでしょうか。その最大の要因は、韓国の配水管の老朽化問題と、ビルや集合住宅の屋上に設置された貯水槽(受水タンク)の衛生管理にあります。

韓国では1980年代から1990年代の高度経済成長期にマンションや商業ビルが急速に建設されました。当時の給水管には亜鉛メッキ鋼管などが広く使用されており、敷設から30〜40年以上が経過した現在、管内のサビや腐食、沈殿物の流出が各地で問題視されてきました。浄水場がどれほど安全な水を作っても、蛇口に届くまでのラストワンマイルで配管由来の微粒子や赤水が混入する懸念が払拭できないため、家庭ではウォーターサーバーや高性能な浄水器を設置するか、ペットボトルの水を常備するのが日常の風景となっています。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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