ムンクの叫びの作者は誰?実は叫んでいない衝撃の真相と波乱の生涯
ムンクの叫びの作者は誰?実は叫んでいない衝撃の真相と波乱の生涯とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
「名画『叫び』は世界に1枚しかない」と思われがちですが、実際にはムンクの叫び 何枚あるかという問いに対しては、「主要なオリジナル作が4点、さらにモノクロのリトグラフ(版画)が多数存在する」というのが正確な答えです。ムンクは自身の代表的な連作構想『生命のフリーズ』の一環として、技法や画材を変えながら同じ構図を何度も再制作しました。
現在確認されている4つの主要バージョンと、それぞれの所蔵先・特徴は以下の比較表の通りです。
これらの中で、世界中を騒然とさせたのがムンクの叫び 盗難事件 経緯です。1994年2月、リレハンメル冬季オリンピックの開会式当日という警備の隙を突かれ、オスロ国立美術館から1893年版がわずか50秒で強奪されました。犯行グループは現場に「お粗末な警備をありがとう」と書き置きを残す大胆さでしたが、英秘密情報部(MI6)やスコットランドヤードのおとり捜査により無事救出されました。
さらに2004年8月には、覆面をした武装集団がオスロのムンク美術館に押し入り、来館者の目前で1910年版の『叫び』と名作『マドンナ』を壁から剥ぎ取って逃走。2年後の2006年に警察によって発見されたものの、湿気と摩擦による修復不能なダメージを一部に負うこととなり、文化財警備のあり方に世界的な警鐘を鳴らしました。