医療処方食を「時短完全食」にする若者たち:『エンシュアだけで生きる』リスクと身体崩壊の現場
医療処方食を「時短完全食」にする若者たち:『エンシュアだけで生きる』リスクと身体崩壊の現場に関する深掘り記事をまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
人間が固形物を噛み、飲み込み、胃腸で消化・吸収するプロセスは、単なる燃料補給にとどまらない。液体栄養だけを長期にわたって摂取し続けると、まず腸管の粘膜アトロフィー(萎縮)が進行する。消化酵素の分泌が減少し、腸の蠕動運動も鈍化していくのだ。
「食物繊維が決定的に不足するため、腸内細菌の多様性が一気に失われます」と、消化器内科を専門とする医師は指摘する。腸管は免疫細胞の約7割が集中する最大の免疫器官である。腸内環境が崩壊すれば、免疫力の低下だけでなく、慢性的な下痢や重度の便秘、さらには過敏性腸症候群のような不調を引き起こす懸念が高い。