なぜ猪木は「負けること考えるバカ」と激怒したのか?伝説のビンタ事件の真相

なぜ猪木は「負けること考えるバカ」と激怒したのか?伝説のビンタ事件の真相についての最新情報を徹底解説します。

この控室事件には、インターネット上で今なお誤って語られているいくつかの盲点が存在します。

最も多い誤解は、「ビンタされたのは古舘伊知郎アナウンサーである」という記憶違いです。新日本プロレスの実況といえば古舘氏の印象があまりにも強烈であるため、テレビ番組のクイズやネットの掲示板等でも混同されるケースが後を絶ちません。しかし、古舘氏は1987年にテレビ朝日を退社してフリーに転身しており、1990年の当時にマイクを向けてビンタを受けたのは、後輩実況陣の中核だった佐々木若男アナウンサーです。

また、「この試合で猪木は一方的に若手を叩き潰した」という誤認もあります。実際に行われた試合(猪木・坂口 vs 橋本・蝶野)は、猪木が橋本の強烈な水面蹴りやキックを浴びて幾度となくダウンを喫する過酷な肉弾戦でした。最後は猪木がグラウンド・コブラツイストで蝶野から執念のギブアップを奪い勝利を収めましたが、世代交代の波を肌で受け止めた歴史的一戦となったのです。試合内容の凄絶さがあったからこそ、控室での一喝が永遠のリアリティを獲得することになりました。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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